こんにちは、工学博士サラリーマンのたつ吉です!

この記事では
理系の修士学生に向け

民間企業の技術系採用面接において

・どんな人が面接官をしているか
・よく聞かれる質問とその意図
・面接官に好印象を与える回答のポイント

について詳しく解説していきます。

たつ吉
たつ吉

面接官の人材像をイメージできると、質疑対策の解像度が上がります!

書類選考を通過した後は、いよいよ面接対策が必要です。

事業内容に関する情報収集、面接での作法の確認、質疑応答対策、、、
何から手を付ければ良いのか…?不安になりますよね。

本記事では、技術系採用面接を受ける際に
面接官からよく聞かれる質問18個を紹介するとともに、回答時に心がけたいポイントも解説します。

なお、以下の内容は
実際に総合化学メーカーで技術職として働く筆者の経験にもとづいています。
是非参考にしてみて下さい。

この記事で分かること
  • どんな人が面接官をしていて、どんな考え方を持っているか
  • 面接官が就活生を評価する時の判断軸
  • 理系修士の就活にフォーカスして厳選した18個の質問と回答のポイント

なお、企業が「この人を採用したい!」と感じる学生とはどんな人か?については、こちらの記事で詳細に解説しているので、是非参考にしてみて下さい▼

面接官はどんな人か?

面接準備で最も力を入れるべきなのが「質疑応答対策」です。

質疑応答対策でやるべきことは、以下の2点↓
①選考書類(エントリーシート等)の内容を確認して、来そうな質問を想定する
②その質問に対して、どのような回答が好印象となるかを考える

特に②については、「質問相手(面接官)がどんな人なのか?」を知ることで、より好印象な回答を準備しやすくなります。

そこで、ここでは面接官とはどういう人なのか?について深掘りしていきます。

たつ吉
たつ吉

①の内容についても本記事の「質疑応答18選」で紹介するので安心して下さい!

普段何をしている人?

言うまでもありませんが、面接官は「面接官」という仕事を普段からしているワケではありません。
企業の管理職クラスが就活時期にのみ面接官を担当しています。

管理職クラスとは、課長や部長のようなマネージャー層と、役員などの経営層をまとめて言います。
つまり面接官は、数十人単位のグループや、
数百人単位の組織をまとめているリーダーたちです。

技術系採用に関わる面接官はいずれも、技術・人材育成・組織運営の経験豊富な30代後半~60代くらいの人たちだと思って良いでしょう。

あくまでも一例ですが、面接の段階と面接官配置は以下のようなものがあります。

一次面接】技術系課長 + 採用担当人事
二次面接】技術系部長 + 採用担当人事
最終面接】拠点所長か役員 + 人事系課長

なお、企業によっては一次面接=人事面接として、
面接官が人事部の採用担当者のみのパターンもあります。

これより先の解説は、管理職クラスが面接官を務める場合にフォーカスして進めていきます。

面接官の『うれしさ』とは?

前述の通り面接官は普段、会社の中で管理職として通常業務をしています。
業務内容は例えば↓

  • 部下の育成(検討の進め方、情報収集、資料作成の指導など)
  • グループ/部署の成果整理と上層部への報告
  • 顧客との打ち合わせや商談
  • 組織の売り上げチェックと次の方針決定 などなど

一方、面接官を担当したからといって、会社から手当が出ることはありません。

では、面接官の『うれしさ』とは何でしょうか?
それはズバリ、自分
組織に優秀な人材が入ってくれることです。

たつ吉
たつ吉

面接して好印象だった学生が、将来的に自分の組織に配属されるのを期待するわけです!

優秀な人材とは、組織業務の質を上げたり、管理職の仕事を楽にする人材のことです。
例えば、

  • 研究のセンスがあり、少しのアドバイスで効率良く開発成果を出してくれる
  • 分かりやすくてキレイな資料を一人で作れる
  • コミュニケーション能力が高く、社内外で良好な関係を築ける

優秀な人が入るとなぜ嬉しいか?
それは、面接官を務める管理職の給料は、自身が運営する組織がどれくらい会社に貢献したか?によって決まるからです。
つまり、優秀な人材が入ることで組織の仕事の質が上がれば、自分の給料アップに直結するためです。

どういう視点で評価される?

面接官は「この人を部下として部署に入れたいか?」という視点で就活生を評価します。

部署に入れたいかどうかの判断軸は、前述の『うれしさ』を満たす人材かどうか?で考えると理解しやすいです。

例えば↓

  • 部署メンバーと上手く連携して仕事ができるか(コミュニケーション能力)
  • 失敗を恐れずに挑戦できる人かどうか(向上心)
  • 壁にぶつかっても工夫を凝らして乗り越えられるか(問題解決力)
  • 自身の研究に愛着や情熱が感じられるか(研究能力)
  • 周囲を巻き込みながら、目標達成に向けて行動できるか(リーダーシップ)
  • 質問の意図を素早く汲み取り、適切な回答ができるか(状況判断力)

限られた面接時間の中で、上記を満たす人材かを試すために質問をします。

注意点としては、「どれかだけ突出して得意」ではダメだということです。
就活では特化型人材よりバランス型人材の方が求められることを覚えておいて下さい。

面接でよく聞かれる質問18選

面接

ここでは、理系修士が受ける技術系採用面接にフォーカスし、
よく聞かれる質問を18個紹介します。
回答時に意識したいポイントも併せて記載しますのでチェックしてみて下さい。

まず大事な前提として
面接では、書類選考の際に提出したエントリーシートや研究概要をベースに質問されます。
(面接官は事前にこれらの書類に目を通して、聞きたいことを準備してくるためです)

そこで以下では、これら選考書類の頻出項目である

  • 志望理由
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 将来なりたい姿
  • 研究概要

に対しての質問を順に解説していきます。

なお、面接の『逆質問』における回答のポイントについては、以下の記事で詳しく説明しています。
併せて参考にしてみて下さい▼

志望理由 に対して

志望理由という項目は、「自社への入社意欲」を測るために設定されています。

学生からすれば、就活は他の学生との内定獲得競争みたいなものです。
一方、企業側からしても優秀な人材を他社と取り合っている状況なのです。

企業は、エントリーしてくれた学生が他社にもエントリーしていることは十分承知しています。
そこで、志望理由について深く質問することで、自社への興味度や熱意、志望度を測ろうとするのです。

実際、企業は採用活動に多くの時間と費用を投入しています。
「時間とお金をかけて選んだ学生が、結局他の企業へ入社した…」という事態をできるだけ避けるために、初めから自社への志望度が高そうな学生を狙う意味合いがあります。

では、志望理由に関する質問を3つ紹介します。

質問①:弊社じゃないといけない理由はありますか?

数ある企業の中で、なぜうちを受けたんですか?という質問です。
類似する企業との差別化点を自分なりに明確にして回答するのがポイントです。

やっている事業や世界シェア、職場風土、拠点場所などを挙げると良いでしょう。
ただ、web上の情報だと他の就活生と似たり寄ったりになりがちです。

そこで、他者に差をつけるなら『体験』を推したいところです。
例えば、

「以前学会で、貴社研究員の方が私のポスターを見に来て下さりました。その時の会話から研究への情熱が伝わってきて、会社でもワクワクしながら研究に打ち込んでいるのだろうなと感じ、貴社で研究開発をやりたいと強く思いました」 

どうでしょうか?
自分が面接官だったら誇らしいし、エピソードが印象に残りますよね。

たつ吉
たつ吉

面接官の印象に残る というのは意識したい観点ですよ!

このような体験は学会に限らず、合同説明会やセミナーなど何でも問題ありません。
「合同説明会で話した人事担当者が好印象だった」といったものでも良いです。

質問②:志望度はどれくらいですか?

複数社エントリーしている中で、弊社は何番目に入社したい企業ですか?という質問です。
これは、リップサービスでも大丈夫なので、間髪入れずに返答するのがポイントです。

「第一志望です」とか「第三希望には入っています」のような文言を言えるように準備しておきましょう。

変に考え込む時間があると、その時点で面接官は「志望度低そうだな」と判断してしまいます。

質問③:海外で仕事をすることに抵抗はありますか?

回答は、抵抗あり/なしどちらでも問題ありません。
ポイントは、その理由を明確に説明できるようにしておくことです。
(ただし、抵抗なし+その理由がはっきりしている というのがベターではあります)

なお、結婚・出産・自身の身体のこと(病気等)などの理由で、入社後に海外転勤できなくなるパターンが多いことは、面接官も十分理解しています。

面接時に「是非海外に挑戦したい!」と言ったからといって、入社後にその約束を守る必要はないことを覚えておいて下さい。

学生時代に力を入れたこと に対して

ガクチカ と称されるほど、就活では定番の項目です。
これに関する質問で、就活生の問題解決力/リーダーシップ/コミュニケーション能力などを測ります。

部活やサークル活動、アルバイト、研究室での活躍、ボランティアなどでの成功体験を書く人がほとんどなのではないでしょうか。

このガクチカに対してよく聞かれる質問を4つ紹介します。

質問④:このエピソードをさらに詳細に聞かせて下さい

エントリーシート(ES)紙面の都合上、素晴らしいエピソードも文字数制限により多くは書けません。
面接官にはES記載内容の7割くらいしか伝わっていない」と思っておくのがポイントです。

ESを書く際にできるだけ分かりやすく工夫するのが一番大事ですが、
大枠だけ書いて詳細は面接で話そう というマインドも間違っていません。

例えばあなたのESには以下のように書いてあるとします(例文1)。

部活動でチームの成績が芳しくない時期があり、メンバー間のコミュニケーション不足が原因だと考えた。そこで私は、メンバーが自然と会話するような『仕組み』を導入した。その結果、メンバー間のコミュニケーションが増加し、チームを地方大会優勝に導くことができた。

この場合に面接官は、以下のような質問をしてくるでしょう。

  • コミュニケーション不足が原因と考えた理由は?
  • メンバーが会話するような『仕組み』とは具体的にどんなもの?
  • その『仕組み』は自分で考えたんですか? などです。

ES記載の内容については、
もう一段掘り下げる質問が来るという前提で準備しておいて下さい。

質問⑤:成功体験の裏にある失敗や後悔はありますか?

ESに失敗体験を記載する人はほとんどいないでしょう。
ただ、面接官はどんな成功体験があるかと同じくらい、失敗をどう乗り越えたかを知りたいのです。

入社後の長い会社員人生では、成功より失敗の方が多いと言っても過言ではありません。
企業は、失敗をも力に変えて成功を引き寄せる「問題解決力」の高い人材を欲しがります。

先述の例文1に関して、来そうな質問は↓

  • 部活動のエピソードの中で失敗したことはありましたか?
  • 新たな『仕組み』を導入するときに周りから反発はなかったですか?
  • (今となっては)もっと良い『仕組み』があったと思うことはありますか?

などです。

大きな失敗なくスムーズに成功したエピソードも悪くはないですが、
苦労と試行錯誤を繰り返して成功した体験の方が、話は盛り上がりやすいです。

面接準備の際は、「このエピソードの失敗談を聞かれたらこれを話そう」を想定しておくようにしましょう。

次の質問⑥に続きますが、「学びに繋がる失敗体験であること」が回答のポイントです。

質問⑥:失敗体験から学んだことは何ですか?

前記(質問⑤)の失敗体験をもう一段深掘りする質問です。
失敗からもポジティブに学ぶ「向上心」を測ります。

次の質問⑦に続きますが、「別の活動に活かせている学びであること」がポイントです。

質問⑦:その学びはどのように活かせていますか?

前記(質問⑥)の学びについてさらに深掘りする質問です。
失敗体験から得た学びや経験を無駄にせず、次のチャンスに活かす「逆転の発想力」を測ります。

失敗を経験したコミュニティとは別のところでその経験を活かし、成功に導いた というような展開を説明できると非常に好印象です。
(例えば、部活動での学びを研究室の運営で活用し、組織を改革したなど)

将来なりたい姿 に対して

企業に入った後、どのようなキャリアを想像しているのかを知るための質問です。
併せて自社事業への理解度や、自己成長への意欲を測ります。

この 将来なりたい姿 に対してよく聞かれる質問を2つ紹介します。

質問⑧:入社後に携わりたい仕事や製品はありますか?

主に自社への興味度/理解度のチェックを測る質問です。
また、入社後配属先の判断材料としても使われます。

この質問への返答で気を付けたいのは
「入社できたら何でもやります!」は、あまり印象が良くないということ。

明確な回答を用意できない=あまり調べていない と受け取られるリスクがあります。

筆者が個人的に良いと考える回答は↓

「貴社の事業はどれも魅力的なので、どれもやってみたいのが本音です。ただ、強いて言うなら<〇〇>という製品は興味がありますし、私の専門性が活かせると思うので携わってみたいです」

無難ではありますが、十分に気の利いた返答だと思います。

質問⑨:5年後・10年後・20年後にそれぞれどうなっていたいですか?

就活生が描くキャリアプランを知りつつ、向上心を測る質問です。
ずっと現場で研究していたいのか、スペシャリスト職やマネジメント職に就きたいのか、といった回答イメージになります。

ただ、こちらの質問について就活生が答えるのはなかなか難しいと思います。
というのも、まだ会社に入っていないので、イメージできてなくて当然だからです。

そこで参考に、入社後も熱意を持って働き続けた場合のキャリアパスの一例を書いておきます↓

<5年後>
5人以下の小チームを率いるチームリーダー。ある製品群については概ね何でも知っている

<10年後>
10人前後のチームを率いるグループリーダー。課長手前くらいの年次

<20年後>
部長手前の課長くらいのイメージ。100人未満の組織の方針決定を担うレベル

少なくとも自身がどんなキャリアを理想とするかは、面接前に想像しておくようにしましょう。

研究概要 に対して

技術系採用の面接官には、技術職の社員が出てくると思ってほぼ間違いありません。
なので、就活生の研究テーマに対してシンプルに気になること質問してきます。

また、質問を通じて研究への理解度や熱意、問題解決力などを測ります。

さらに研究室というコミュニティの中でどのような働きをしているか?といったことも聞かれたりします。

ここでは、研究概要に関連してよく聞かれる質問を9個紹介します。

質問⑩:この研究における自身のオリジナリティはどこですか?

研究における独創性や提案力を測るための質問です。
この質問の意図は「指導教官に言われたことをやったのか」「自身で自発的に解決策を見出したのか」を知りたいということです。

正直、研究概要に関する受け答えで「指導教官に言われたことをそのままやっていた感」が伝わると、印象はかなり悪くなります。

採用面接では、
成果が華々しいとか、論文がたくさん出ているとか、そういうことより
就活生自身がどれだけ積極的に研究に関わったか?が重要視されることを覚えておきましょう。

たつ吉
たつ吉

会社は、自主的に行動できる人が評価されるようにできています!

質問⑪:研究を進めるうえで苦労したポイントはどこですか?
質問⑫:また、その打開策はどのようなものでしたか?

研究活動で壁にぶつかった時の問題解決力を測るための質問です。
一つ前の質問⑩と同じく、どれくらい自発的に研究したか?が重要なポイントです。

狙った結果が出ずに諦めかけていたところ、自身のアイディアや行動をきっかけにして活路が見いだせ、最終的には良好な結果に結びついた。
というエピソードで回答するようにしましょう。

この際の打開策は特殊なものである必要はありません。

  • 文献調査
  • 学会やセミナーで得た学び
  • 結果が出ないだろうと思って後回しにしていた実験をやってみた結果

なんでもOKです。
指導教官からは出てこなかったアイディアを、あなたが出せた これが大事です。

質問⑬:今後の展望はどのように考えていますか?

就活生の創造力に加えて、責任感を測るための質問です。

研究テーマは研究室の宝。
自分が卒業するためにやっているだけ というような温度感が伝わると印象が悪いです。

一方で、これを分厚く話せると「この人は研究に対して熱いものを持っているな」という印象を与えられます。

回答としては↓

  • 当初の目標には届いていないので、卒業までに達成したい
  • 他研究室の報告例と組み合わせると、さらに面白い研究に発展すると考えている
  • 〇〇材料として応用できると考えているので、性能を評価してみたい

といった自身の意欲や好奇心を交えた回答ができると好印象です。

たつ吉
たつ吉

「やるだけやって、私の卒業後は一緒にやっている後輩に続けてもらいたいです」
といった文言をつけ足せると、さらに良いアピールになります!

質問⑭:産業分野でどのような応用展開が可能ですか?

自身の研究に対する多角的な視点を測るための質問です。

大学の研究にこれを求めるのは多少野暮ではあります。
ただ、民間企業への就職を希望する以上、このような考え方を全くしていないというのは受け入れられません。

少し強引であっても、これこれに応用できると思っています。
という回答を準備しておくようにしましょう。

質問⑮:なぜ博士進学しないのですか?

理系修士の就活において、研究への熱量を面接官に伝えることはとても重要です。

ただ一方で、「なぜ博士課程に行って、その研究を続けないのですか?」という質問にも上手く返答する必要があります。

この質問への回答は、準備していないとなかなか難しいかと思います。

実際に考えていることとして、

  • 博士学生は金銭的に苦労するイメージがあるから
  • 年中忙しく、自分の時間が取れないのはイヤだから
  • 正直あと3年も同じ研究を続けられないと感じるから

といったネガティブなものが多いのは事実だと思いますが、面接の回答としてはNGです。

たつ吉
たつ吉

面接官が博士卒である可能性も考慮して、ネガティブ要素は避けましょう

好印象な回答のポイントは、
目指す将来像に対して、どちらに身を置くのが成長できるか?にフォーカスすることです。

どのような成長が期待できるかは、受ける企業によって異なりますが、
「〇〇な貴社であれば、3年間でより成長できると考えました」のような回答がベータです。

多様な社内研修制度/幅広い事業分野/グローバル展開など、
自身がもっとも魅力的に感じる企業の特徴を
事前にリサーチしておきましょう。

質問⑯:指導教官の尊敬できるところを教えて下さい

周囲への感謝や尊重ができる人材かを見るための質問です。

研究成果を多く蓄えている就活生ほど「ジブン有能!」という
自身過剰な態度をとってしまいがちです。

謙虚さを欠く人材は、組織を運営する上司からすると扱いづらいものです。

ここまでに紹介してきた質問と比べると
聞かれる可能性はやや低いですが、事前準備により回答のクオリティが格段に上がるタイプの質問です。

普段お世話になっている指導教官の尊敬ポイントに触れながら、
自身の謙虚さをアピールできる回答を考えておきましょう。

質問⑰:研究室ではどのような役割を担っていますか?

リーダーシップやコミュニケーション能力を測る質問です。

研究室は10~30名程度の小集団。
その中でどのような役割を担っているかは、就活生の適性や人柄をよく反映します。

  • 周囲をまとめ上げる研究室内のリーダー
  • たくさんの後輩に研究指導する研究担当
  • 教授と学生をつなぐパイプ役 など

ES等に記載した「自身の強み」と紐づくような役回りと、
ちょっとしたエピソードを話せるように準備しておきましょう。

質問⑱:他の就活生に「ここは負けない」と思う研究スキルはありますか?

技術系での入社を希望するなら、
人間的な強みだけでなく『他者にはない研究面の強み』が必要です。

「研究概要に記載した内容で十分伝わるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、多くの場合、面接官からは分かりません。

なぜなら他者と比較するためには、関連する研究動向をある程度知っている必要があるためです。
面接官がそれを把握していることは稀です。

つまり、就活生が自身の研究テーマを進める過程で、
「この研究は他から見てどのようなポジションにあるか?」を意識して情報収集しているか?がこの質問から分かります。

情報収集と担当テーマを客観視する能力は入社後の研究活動でも非常に重要です。

「〇〇に関する研究は多いですが、〇〇を△△に転用するという発想の研究は類がないです。私の知識や経験は貴社の□□開発などでも大いに活きると考えています」
といった回答ができればかなり好印象です。

まとめ:万全の質疑対策で面接官の印象に残ろう!

今回は理系修士学生向けに、
技術系採用面接でよく聞かれる質問と好印象な回答のポイントについて紹介しました。
また、面接官がどんな人なのか?についても併せて解説しました。

この記事で分かったこと
  • 技術系採用の面接官は、企業内組織のリーダーである管理職の人達
  • 面接官は、「自分の組織に入ってほしい人材か?」という軸で学生を評価する
  • 面接で聞かれる質問の多くは、エントリーシート等の選考書類に記載した内容の深掘り
  • 特に、成果の裏にある苦労や失敗、そこからの学びについて問う質問が多い
  • 良い意味で印象に残る回答=高評価な回答

この記事で紹介した質問は頻出ではありますが、「絶対にこれが聞かれる!」という類のものではありません。

ただ、各質問への回答を自分なりに考える過程で、
自己PRや志望理由、研究概要に対する考えがどんどん洗練されていくかと思います。

また、面接官の人材像や『うれしさ』が分かったうえで
自身の選考書類を見つめ返せば、
「こんなことも聞かれるかも?」という新たな質問案が出てきたりもするでしょう。

たつ吉
たつ吉

この記事を読んで質疑対策の解像度、上がったんじゃないでしょうか!?

この記事が理系修士学生の就活準備の参考になれば嬉しいです!

最後まで読んでいただき有難うございました!