こんにちは、工学博士サラリーマンのたつ吉です!
この記事では
理系の修士学生に向けて、
就職活動の全体像や選考フローについて解説していきます。

たつ吉
まずは就活の流れをイメージしましょう!
「修士1年の秋口、周りもそろそろ就活を始める頃なのかな…?」
「研究活動も忙しいけど、そもそも就活ってどんな感じで進むんだろう?」
就活を意識し始めた時期に、誰しもが感じる不安だと思います。
この記事が、そんな不安解消の一助となれば幸いです!
- エントリーから内定獲得までの流れ
- 流れの各段階で押さえておきたい留意点
- 採用活動を行う企業側の考え方
企業が「この人を採用したい!」と感じる学生とはどんな人か?については、こちらの記事で詳細に解説しているので、是非参考にしてみて下さい▼
理系修士の就活全体像
では早速、理系修士学生がどのようなフローで就活を進めるかについて説明します。
少し簡略化していますが、フローの全体像は以下の通りです。
(なお、ここではインターンシップ参加に関わるフローは省いています。)

大まかには、この①~④の順に就活は進んでいきます。
基本的には「①エントリー」を済ませれば、その後の進め方は企業側から指示が出るので、それに従って行動すればOKです。
なお、詳細な説明は省きますが、
書類提出と同時期に、適性検査や筆記試験を受けるパターンもあります。
中でも、SPIというテストを設けている企業が多いです。
SPIがどんなものか?については、以下が参考になります。
(適性検査「SPI」とは?テスト内容、受検前のオススメの準備方法を紹介ーリクナビ就活準備ガイド)
書店に行けばSPI対策本がズラリと並んでいるので、こちらも事前に対策しておくのがベターです。
では本題の①~④について、1つずつ説明していきます↓
①エントリー
まずは、興味のある企業を探してエントリー(採用選考申し込み)をする必要があります。
近年は、多くの企業がウェブ上でエントリーを受け付けています。
気になる企業のHPにある「採用情報」という項目からエントリー画面に進めるので覗いてみて下さい。
エントリー時は、名前や所属大学などの基本情報を入力してマイページを作ります。
その後は、マイページ上で企業からの案内受け取りや、必要書類の提出を行うパターンが多いです。

たつ吉
企業選びの方法としては、卒業生からの情報/合同説明会/就活エージェントの活用などがありますよ!
②書類選考
エントリーと同時、もしくはエントリー後に選考書類を提出します。
書類としては、<履歴書><エントリーシート(ES)><研究概要>などが一般的。
<履歴書>
これまでの経歴(学歴・職歴)や保有資格、志望理由や自己PRなどを記載します。
履歴書のフォーマットには色んなパターンがありますが、概ねこれらの内容が多いです。
<エントリーシート(ES)>
こちらも受ける企業ごとに記載内容が異なりますが、多くの場合は↓
・志望動機
・自分の強み/弱み
・学生時代に力を入れて取り組んだこと
・入社後にや携わりたい製品や事業
・将来なりたい姿
これらに加えてTOEICの点数や、受賞歴などを記載して提出します。
<研究概要>
A4~A3サイズ一枚程度で、自身の研究概要を作成します。
研究背景/自身が行った研究内容/今後の展望/論文や特許 といった順序で記載するのが定番です。
1~2年をかけて行ってきた研究の内容を一枚に収めるのはとても難しいことです。
作っては見直し、作っては見直し…と改善を重ねて、
情報の取捨選択精度をブラッシュアップしましょう。
特に心がけたいのは、どこまでが先行研究で、どこから自身が担当したのか?
これが上手く表現できていると、出来栄えは一段良いものとなります。

たつ吉
面接官はこれらの書類をもとに質問をしてくるので、自信を持って回答できる内容を選んで記載してくださいね!
③面接
書類選考を通過すれば、次は一次面接の案内が来ます。
いよいよ、志望企業の人と直接話すことになります。
面接は一次、二次、最終というように3回くらい行われることが多いです。
面接方式としては、以下2パターンが主流です。
<個人面接>就活生1人に対して面接官1~3人程度で話すパターン
<集団面接>就活生3~6人に対して面接官1~3人程度で話すパターン

一次→二次と進むごとに面接官の役職が上がり、質問の難易度(深さ)も上がっていきます。
最終の面接官は拠点長(所長や工場長)以上で役員クラスや社長の場合もあります。
④内定獲得
最終面接を受けた後、企業側から内定通知(もしくは内々定通知)が届けば、卒業後に希望企業で働く権利を手にすることができます。
この内定通知は電話、メール、マイページからなど、様々な方式で届きます。
もっとも多いのは電話による通知です。
企業としても、内定を出すと決めた人材には、できるだけ早く入社の意思を固めてほしいものです。
採用担当者が電話で直接話すことにより、他社の選考を早期に切り上げさせる意図もあります。
内定通知が届くタイミングは、最終面接終了直後~1週間程度の場合が多いようです。

たつ吉
面接での評価が特に高い学生には、最終面接終了と同時に内定を出す場合もありますよ!
理系修士の就活Q&A
ここでは、就活を始める前に多くの人が気になる内容をQ&A形式で解説していきます。
何社くらいエントリーするもの?
5~7社くらいが平均的です。
1社エントリーするごとに、選考書類の作成/面接の準備/会社の拠点に行って面接を受ける という、多大な労力を要します。
エントリーは最大でも5~7社くらいに絞って、各企業の選考準備に力を使うのがベターです。
インターンシップは参加したした方が良い?
参加するのをおススメします。
その理由としては、以下3つが挙げられます
- インターンシップ自体に選考があり、書類作成や面接の練習になるから
- 企業で働くイメージがつかめ、企業選びを含む就活の軸を決めやすくなるから
- インターンシップに参加した企業の本選考を受ける場合、有利になることがあるから
一方企業側も、たくさん研究成果を上げている有名研究室の学生がインターンシップに参加しずらい現状を理解しています。
つまり、インターン参加で有利になることはありますが、
インターン不参加だから不利になるということはありません。
推薦にはどれくらい効力がある?
推薦には結構強力なパワーがあります。
そもそも就活における推薦には、「学校推薦」と「教授推薦」の2種類があります。
一般的には、「学校推薦」の方が効力は大きいです。
推薦というのは
「私は御社を第一志望としていて、内定した際は必ず入社させていただきます」
というのを約束することと同義です。
採用活動において、企業は他企業と人材の獲得競争をしています。
企業としては、推薦は相当ありがたいことです。

ただし、推薦を使って受けた企業を辞退することは絶対禁止事項なので覚えておいてください!
なお、すべての企業が推薦を受け付けているわけではありません。
念のため、人事担当者に問い合わせることをお勧めします。
自身の研究分野とは異なる企業でも受かる?
学問分野が共通していれば、問題なく受かります。
ここでいう学問分野とは「化学系」「物理系」という学問の大枠のことです。
実際、化学メーカーの研究部門でも、
有機化学/無機化学/物理化学/分析化学など、あらゆる研究分野の人が、一つの研究チーム内で入り混じって日々の仕事をしています。
学会への参加経験がないのは不利になるか?
不利ではありません。
所属研究室の研究費の大小・担当している研究テーマ・指導教官の意向などの事情で、
学会経験がない学生が多いことは、企業側も十分理解しています。
採用活動で企業が見たいのは、「採用すれば企業の利益につながる人材かどうか」だけです。
学会参加したことがあるから、利益を生む優秀な人材だ とは判断されません。
一方、かなりたくさんの学会参加経験があったり、学会での受賞歴がある場合は、選考を有利に進められる可能性があります。
まとめ
今回は、理系修士の就活全体像や留意点について解説しました。
- エントリー後は企業の指示に従いながら選考が進む
- 面接で聞かれることのほとんどは、エントリーシート等の選考書類に記載した内容の深掘り
- 企業は他の企業と人材の争奪戦をしている
- 企業はこれまでの経歴よりも、「入社後に利益をもたらす人材か」を軸に評価する
就活はプレッシャー/ストレスとの戦いです。
同学年の学生みんながすごい人に見えてきたり、自分だけ取り残されてないか?と不安になることもあります。
それでも、企業は他の企業と人材の争奪戦 をしています。
中小企業の中には「今年も学生を取れなかった…」と悩んでいるところも多いです。
あなたがちゃんと毎日熱意を持って研究や勉強に励んでいるのであれば、
「あなたと一緒に仕事がしたい!」と声を掛けてくる企業が必ずあります。

たつ吉
そう思えると少し気持ちが軽くなりますね!
この記事が理系修士学生の就活準備の参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただき有難うございました!
