こんにちは、工学博士サラリーマンのたつ吉です!
この記事では、
採用面接における『逆質問』について
・面接官が逆質問をしてくる理由と狙い
・逆質問対策をする前に知っておくべきこと
・好印象な逆質問とは?
について詳しく解説します。

逆質問で損をする就活生はたくさんいます。
しっかり対策していきましょう!
面接の質疑応答対策は、いくら準備してもしすぎることはありません。
なぜなら、面接官が何を聞いてくるかは本番まで分からないからです。
一方で、逆質問だけは違います。
質問者は自分なので、100%こちらで準備して持っていくことができます。
つまり、しっかり準備さえしておけばミスをする可能性はかなり低いということです。

本記事の内容を参考にすれば、逆質問のハードルがぐっと下がりますよ!
なお、本記事の内容は
総合化学メーカーで約10年間働いている筆者の経験に基づきます。
そのため、理系修士や博士学生の就活に直球で刺さる内容にしていますが、
民間企業の採用面接であればすべての企業に共通する内容ばかりです。
文系・理系に関わらず全就活生の参考にしてもらえればと思います。
- なぜ/どれくらい企業は逆質問を重要視しているか
- 面接官が逆質問に期待すること
- これを押さえればOK! な逆質問の回答ポイント
この記事が、就活生の面接準備の一助となれば幸いです!
なお、技術系採用面接でよく聞かれる質問(逆質問以外)と好印象な回答のポイントについては、こちらの記事で解説しているので、是非参考にしてみて下さい▼
逆質問って大事なの?
逆質問とは、面接官から就活生に向けて
「そちらから、何か聞きたいことはありますか?」 と聞かれる質問のことです。
これから就活を始める人や、初めての面接準備を進めている人の中には
「逆質問って大事なの?」と思う人がいるかもしれません。
断言しますが、逆質問はめちゃくちゃ大事です。
なぜ/どれくらい大事なのか?を理解してもらうために、
このパートでは以下3点について説明します。
面接官が逆質問をする目的
限られた面接時間の中で、面接官が「何か聞きたいことはありますか?」
と聞いてくるのには当然、明確な目的があります。
- 志望度を測るため
- 企業選びのミスマッチを防ぐため
- コミュニケーション能力/状況判断力を測るため
一つずつ詳しく見ていきます。
志望度を測るため
面接官は、目の前にいる学生が他社にもエントリーしていることを当然承知しています。
なので、「この学生はどれくらい本気でうちに入りたいと思っているのか(志望度)」をかなり気にしています。
逆質問に対して、「よく企業研究してきているな」と感じるような質問がスッと出るか?を見ることで、志望度の高さを判断しようとするわけです。
企業選びのミスマッチを防ぐため
四季報やHPを見てどれだけ企業研究しても、社風や職場の雰囲気をつかむのは相当難しいものです。
そんな中、面接はその会社の人と直接話す絶好のチャンスとなります。
企業研究の延長線上で気になっていることを就活生から自由に質問してもらい、疑問や不安を解消してもらうことも狙いの一つです。
入社後に「思っていたのと違った…」と感じて退職してしまうのは、就活生・企業双方にとって不利益なので、それをあらかじめ防ぎたいという企業の思いがあります。
コミュニケーション能力/状況判断力を測るため
採用面接の基本形は面接官⇒就活生への質問です。
質問に対する就活生の回答を聞いて、それをさらに深掘りするのか、次の質問に移るのかを面接官が判断します。
一方で、逆質問はその逆の形式です。
つまり、就活生⇒面接官へ質問し、得られた回答に対してさらに疑問をぶつけるか、その質問を終了するのかは就活生が判断できます。
すなわち、逆質問の時間がスムーズに進むか?話が盛り上がるか?
は就活生次第ということ。
面接官はこの逆質問で、基本形の面接では測れない就活生のコミュニケーション能力と状況判断力を評価するのです。
面接において逆質問が占める時間
受ける企業や面接の段階によって異なる という前置きが必要ですが、
面接の時間は30~60分が相場。
その中で、逆質問の時間は5~10分ほど設けられることが多いです。
面接の段階とは一次、二次、最終といったステージのことですが、
最終面接に近づくほど逆質問の時間は長くなる傾向にあります。
筆者が知る限り、大手メーカーの最終面接では、
面接時間の半分が逆質問というパターンも一定数あります。

どれだけ逆質問が重要視されているかが分かりますよね!
逆質問を考えるうえで知っておくべきこと

逆質問の大事さが分かったところで、次は準備する段階です。
ここでは、逆質問準備に取り掛かる際に知っておくべきことを5点解説しておきます。
- 「大丈夫です」が一番もったいない
- 調べれば分かる質問は印象が悪い
- 質問した理由を説明できることだけ聞くべき
- 自身の強みにつなげる内容を選ぶのが良い
- 面接の段階ごとに内容を変えよう
こちらも、一つずつ見ていきます。
「大丈夫です」が一番もったいない
面接官の時間をとってしまっては申し訳ないと考えて
「大丈夫です」や「特にありません」と回答する人が一定数います。
ただこれが、一番もったいないです。
そもそも面接とは、制限時間内にどれだけ自分の魅力をアピールできるかが最重要。
逆質問をしないというのは、就活生自らアピールの時間を終了させるということです。
逆質問はあなたの熱意やスキルを評価するための大事なやりとりです。
しっかりと逆質問の準備をして、面接に挑みましょう。
調べれば分かる質問は印象が悪い
こちらは言わずもがなですが、HP等で調べれば分かるような内容を
わざわざ面接で質問するのは印象が悪いです。
例えば、
・拠点はどこにあるんですか?
・御社の経営理念は何ですか?
・〇〇という製品以外にはどんなものを作っているのですか?
こういった内容の質問に対して面接官は、
「この人は何も調べてきていない、志望度が低いんだな…残念」と感じます。
熱意を感じない学生を企業は容赦なく落としますので、
この点は良く覚えておきましょう。
質問した理由を説明できることだけ聞くべき
これは意外と盲点かもしれませんが、こちらからの逆質問に対して
「なぜそれを知りたいんですか?」と面接官からさらに質問されることもあります。
例えば、以下のようなやりとりを想像してみて下さい
(就活生)御社はアメリカやヨーロッパでも広く事業展開されているかと思います。実際、海外で仕事をするチャンスはどれくらいあるのでしょうか?
(面接官)意欲がある社員はかなり高い確率で海外赴任できます。ちなみに、なぜそれを気にされているんですか?
(就活生)・・・
これだと、ただ気になったから聞いてみただけ。
というのが伝わり、面接官からの印象は当然悪いです。
このやり取りの場合、
「留学経験があり、英語も話せるので是非海外での仕事もやってみたいと考えています」
というように返答できると、保有スキルのアピールにもなって良いでしょう。
自身の強みにつなげる内容を選ぶのが良い
こちらからの逆質問に対して、面接官が真摯に回答してくれました。
さてその後、あなたならなんと言いますか?
「なるほど、ありがとうございます」とお礼を伝えるだけではいけません。
せっかくの逆質問タイム、最大限有効に使ってアピールをしましょう。
例えば、以下のような回答で強みをアピールできます。
(就活生)国内の研究部署で、外国の方と一緒に仕事をする機会はありますか?
(面接官)各部署に5名程度の外国人研究者がいるので、毎日一緒に仕事することになりますよ。
(就活生)ご回答ありがとうございます。私は留学経験があり、英語が話せるという強みがあります。このスキルを活かして仕事できればと考えているので、チャンスがあると聞いてより意欲が湧きました。

相手から聞いてこないなら、自ら言ってしまおう!ということです
面接の段階ごとに内容を変えよう
かなり多くの企業が、一次~最終の全ての面接で逆質問タイムを設けています。
そして、面接の段階ごとに面接官の役職は変わっていきます。
例えば、段階が進むにつれて役職階級が上がっていくのが一般的↓
【一次面接】技術系課長 + 採用担当人事
【二次面接】技術系部長 + 採用担当人事
【最終面接】拠点所長か役員 + 人事系課長
ということは、一次~最終で同じような内容の質問をするのはナンセンスです。
面接官のカバー範囲にあった質問をぶつけるようにしましょう。
この例の場合なら、
【一次面接】面接官:課長
・職場の雰囲気
・入社後の働き方
・現場で活躍する人材の共通点 など
【二次面接】面接官:部長
・部署間の連携
・望まれるリーダー像
・部署の強化したいポイント など
【最終面接】面接官:役員
・会社の長期ビジョン
・長期ビジョンを達成するうえで必要な人材像
・他社と比較した自社の強み など
面接の段階が進むごとに「より大きな組織目線の質問」をするのがポイントです。
好印象な逆質問のポイント
前節の「2.逆質問を考えるうえで知っておくべこと」と重複する部分が多いですが、
逆質問で面接官に良い印象を与えるためのポイントは以下3つです。
- 十分な企業分析の成果が見える
- 面接時間をフル活用したいという積極性を感じられる
- 面接官が進んで説明したいことを聞く
好印象な逆質問とはすなわち、
面接官が測りたいあなたの能力を自ずと披露してくれる質問です。
もう少し噛み砕くと、面接官が
「えらい熱心やね。そうそう、そういう質問待ってたわ」という質問のことです。
面接官はその企業を代表して、採用活動に参加しています。
自社に対して熱心な姿勢を見せる学生への印象が良くなるのは自然なことでしょう。
また、面接官は課長、部長、役員といった組織のリーダー人材です。
普段から「この組織をどう運営していくのが良いか…」と頭を絞っています。
その組織運営や今後の展望について鋭い逆質問がくれば、
「よくぞ聞いてくれた!」とばかりに気持ちよく話をしてくれます。

正直、逆質問が盛り上がった=好印象 と思って良いでしょう!
まとめ:逆質問で周囲に差をつけよう!

今回は、採用面接における逆質問について解説しました。
- 多くの企業が逆質問を活用し、就活生の本質を見極めようとする
- 入社に対する熱意や自身の強みアピールに繋がる逆質問が好印象
- 面接の段階ごとに面接官の役職が変化するので、各段階に合わせた逆質問を準備するべき
面接での質疑対策はとても時間と労力がかかります。
「さらに逆質問まで考えないとダメなのか…」と思うかもしれません。
ただ、逆質問は質問内容をこちらで考えて持っていける分、
ちゃんと準備に終わりがあります。
これを怠って、志望する企業への入社チャンスを逃すのはあまりにもったいないです。
本当に気になっていること、「この質問は好印象だろう」という少し打算的な質問、
どちらも正解ですのであらかじめ考えておきましょう。

本記事の内容を参考に、万全の準備をお願いしますね!
この記事が就活準備の参考になれば嬉しいです!
以上、工学博士サラリーマンのたつ吉でした
最後まで読んでいただきありがとうございました!
